日本語 1 5月 2023 こころ(夏目漱石)に出る漢字 九 読み取り 夫婦の一対家庭の一員深い消息は無論解らなかった私と対坐しているとき襖優しく聞こえた甚だ素直ご馳走一層描き出される奥さんを伴れて芝居一週間記憶箱根から貰った絵端書日光紅葉の葉一枚封じ込めた郵便間柄尋常の談話言逆い 玄関先下宿妙に不安な心持私を襲って来た書物呑み込む能力驚いて先刻帯の間へ包んだままの時計… 続きを読む
日本語 30 4月 2023 こころ(夏目漱石)に出る漢字 八 読み取り 幸いにして先生の予言実現されずに済んだ経験のない当時の私予言の中に含まれている明白な意義了解し得なかった依然として先生の食卓で飯を食うようになった自然の結果口を利く冷淡境遇それが源因かどうかは疑問だが興味往来玄関で会った時美しいという印象を受けた語るべき何物ももたない特色がない示す機会解釈する方が正… 続きを読む
日本語 30 4月 2023 こころ(夏目漱石)に出る漢字 八 書き取り サイワいにしてセンセイのヨゲンジツゲンされずにスんだケイケンのないトウジの私ヨゲンのウチに含まれているメイハクなイギリョウカイしエなかったイゼンとしてセンセイのショクタクでメシをクうようになったシゼンのケッカ口をキくレイタンキョウグウそれが源因かどうかはギモンだがキョウミオウライゲンカンでアった時ウ… 続きを読む
日本語 29 4月 2023 こころ(夏目漱石)に出る漢字 七 書き取り フシギデイりをするタイドタットむべきものの一つアタタかいコウサイコウキシン二人のアイダをつなぐドウジョウの糸何のヨウシャもなくジカクしていなかったマチガえるツメたいマナコタえずオソれていたのである足がだんだんシゲくなった時のある日トツゼントクベツなイミおジャマなんですかメイワクコウサイのハンイのキワ… 続きを読む
日本語 29 4月 2023 こころ(夏目漱石)に出る漢字 七 読み取り 不思議 出入りをする 態度 尊むべきものの一つ 温かい交際 好奇心 二人の間をつなぐ同情の糸 何の容赦もなく 自覚していなかった 間違える 冷たい眼 絶えず恐れていたのである 足がだんだん繁くなった時のある日 突然 特別な意味 お邪魔なんですか 迷惑 交際の範囲の極めて狭い事 座敷で同座する 淋しい… 続きを読む
日本語 24 4月 2023 こころ(夏目漱石)に出る漢字 六 書き取り 先生と私 六 ホウモンするザイタク先生に会うドスウがカサなるにつれてシゲく先生のゲンカンへ足をハコんだ私に対するタイドアイサツコンイになったそのノチもイツもシズかであったサビしいフシギチョッカンジジツの上にショウコ立てられたワカワカしいバカげているミコしたジブンのチョッカクタノもしくまたウレしく人間… 続きを読む
日本語 24 4月 2023 こころ(夏目漱石)に出る漢字 六 読み取り 先生と私 六 訪問する在宅先生に会う度数が重なるにつれて繁く先生の玄関へ足を運んだ私に対する態度挨拶懇意になったその後も何時も静かであった淋しい不思議直感事実の上に証拠立てられた若々しい馬鹿げている見越した自分の直覚頼もしくまた嬉しく人間を愛し得る人自分の懐に入ろうとするもの抱き締める事のできない人… 続きを読む
日本語 23 4月 2023 こころ(夏目漱石)に出る漢字 五 読み取り 先生と私 五 墓地苗畠楓を植え付けた端れに見える茶店眼鏡の縁突然立ち留まって言葉を二遍繰り返した森閑とした昼の中に異様な調子をもって繰り返された応えられなくなった後を跟ける * 跟は「したがう、つき従って行く、かかと」の意味先生の態度表情の中には判然いえないような一種の曇り得心したらしい様子意味がま… 続きを読む
日本語 23 4月 2023 こころ(夏目漱石)に出る漢字 五 書き取り 先生と私 五 ボチナエバタケカエデをウえ付けたハズれに見えるチャミセメガネのフチトツゼン立ち留まって言葉をニヘン繰り返したシンカンとした昼の中にイヨウなチョウシをもってクり返されたコタえられなくなったアトをツける センセイのタイドヒョウジョウの中にはハッキリいえないようなイッシュのクモりトクシンした… 続きを読む
日本語 21 4月 2023 こころ(夏目漱石)に出る漢字 四 先生と私 四 読み取り 避暑地宣ござんすか単簡に懇意濃やかな言葉予期して掛ったのである自信を傷めた失望させられた軽微な失望を繰り返しながら不安に揺かされる満足に現れて来る心持が起るのか解らなかった素っ気ない挨拶冷淡に見える動作不快の表現傷ましい先生止せという警告懐かしみ軽蔑する無論彩られる大都会の空… 続きを読む
日本語 21 4月 2023 こころ(夏目漱石)に出る漢字 四 書き取り 先生と私 四 書き取り ヒショチヨござんすかタンカンにコンイコマやかなコトバヨキしてカカったのであるジシンをイタめたシツボウさせられたケイビなシツボウをクりカエしながらフアンにウゴかされるマンゾクにアラワれてクるココロモチがオコるのかワカらなかったソっケないアイサツレイタンに見えるドウサフカイの表現… 続きを読む
日本語 20 4月 2023 こころ(夏目漱石)に出る漢字 三 先生と私 三 読み取り 挨拶をする非社交的超然として来て周囲がいくら賑やかでも或る時板の隙間から下へ落ちた白絣の上へ兵児帯を締めてから眼鏡の失くなった腰掛の下有難う広い蒼い海の表面自由と歓喜に充ちた筋肉躍り狂った手足の運動を已めて仰向けになったまま浪の上に寝た真似をした愉快ですね姿勢を改めた先生比較… 続きを読む
日本語 20 4月 2023 こころ(夏目漱石)に出る漢字 三 書き取り 先生と私 三 書き取り アイサツをするヒシャコウテキチョウゼンとして来てシュウイがいくらニギやかでもアる時板のスキマから下へ落ちたシロガスリの上へヘコオビを締めてからメガネのナくなったコシカケの下アリガトう広いアオい海の表面自由とカンキにミちた筋肉オドりクルった手足の運動をヤめてアオムけ… 続きを読む
日本語 6 2月 2023 こころ(夏目漱石)に出る漢字 一 書き取り 先生と私 一 書き取り ハバカる「遠慮する」 筆をトる カシラモジ ハガキ 結婚をシいられていた 多少の金をクメンして 三日とタたないうちに カンジン どうしてイいか分からない 彼はモトより帰る セッカク 「ある物事に期待をする気持ちを表す」 元の宿にトまる覚悟をした カッコウな宿を探す ヘンピな方… 続きを読む
日本語 6 2月 2023 こころ(夏目漱石)に出る漢字 一 先生と私 一 読み取り 憚る「遠慮する」筆を執る頭文字端書結婚を強いられていた多少の金を工面して三日と経たないうちに肝心どうして可いか分からない 彼は固より帰る折角 「ある物事に期待をする気持ちを表す」元の宿に留まる覚悟をした恰好な宿を探す辺鄙な方角 「都会から離れた不便なこと」畷を越す 「畷=田ん… 続きを読む