先生と私 五

ボチ
ナエバタケ
カエデをウえ付けた
ハズれに見えるチャミセ
メガネのフチ
トツゼン立ち留まって
言葉をニヘン繰り返した
シンカンとした昼の中にイヨウなチョウシをもってクり返された
コタえられなくなった
アトをツける
センセイのタイド
ヒョウジョウの中にはハッキリいえないようなイッシュのクモり
トクシンしたらしい様子
イミがまるでワカらなかった
シンボクロギンの墓
カタワらに
イッサイシュジョウシツウブッショウと書いたトウバ
ゼンケンコウシ
安得烈とホり付けた小さい墓
クショウした
ボヒョウがアラわすヒトサマザマの様式
コッケイもアイロニーもミトめてないらしかった
丸いハカイシ
細長いミカゲのヒだのをサして
ダマって聞いていた
マジメに
大きなイチョウが一本空をカクすように立っていた
高いコズエを見上げて
キレイですよ
この木がすっかりコウヨウして
キンイロのラクヨウでウまる
デコボコの地面をならしてシンボチを作っている
クワの手を休めて
カイドウへ出た
どこへ行くというモクテキのない私
クチカズをキかなかった
キュウクツを感じなかった
おタクへおカエりですか
別にヨるところもありませんから
ごシンルイのお墓

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