スペイン語のあいさつの表現
2023/06/17
スペイン語の あいさつの表現で とりわけよく使われるものは、Hola.です。 これは、 朝でも 昼でも 夕方でも 使うことができます。 時間帯によって 使い分けたいときは、 この Hola. に 次のような 言葉を続けて 言うこともできます。
1. スペイン語のあいさつ もっとも使う挨拶
Hola.
(オラ)
「こんにちは。」
2. その時の時刻で使う挨拶
Buenos días.
(ブエノス・ディアス)
「おはようございます」
朝から 昼の2時くらいまでは 使えます。 昼食の時間が 遅く始まるので それくらいまでは 朝の挨拶でも 使えます。
Buenas tardes.
(ブエナス・タルデス)
「こんにちは」
昼の あいさつです。
Buenas noches.
(ブエナス・ノチェス)
「こんばんは」
「おやすみなさい」 – この場合は Hola はつけない。
buenos と buenas のように O と A が入れ替わるのは、 後ろにつく 名詞が男性か、 女性かによります。 día は男性名詞、tarde と noche は女性名詞で それぞれ 複数形になっているので うしろに S がつきます。
buenos や buenas は、 それぞれ 「良い」 という意味の bueno と buena が 複数形に なったものです。 Buenos días は 「良い日を」、 Buenas tardes は 「良い午後を」、 Buenas noches は 「良い夜を」 と 言っていることになります。
3. 別れ際のあいさつ
別れ際の あいさつは いくつかの 言い方があります。 もっとも使われるのは、
Adiós.
(アディオス)
「さようなら。」
Hasta luego.
(アスタ・ルエゴ)
「またね。」
Hasta pronto.
(アスタ・プロント)
「また(すぐに)ね。」
Hasta mañana.
(アスタ・マニャーナ)
「また明日ね。」
hasta は 「~まで、 ~の時まで」 という意味の 前置詞です。 これら4つは よく使われます。
Hasta ahora.
(アスタ・アオラ)
「またね。」
Hasta la vista.
(アスタ・ラ・ビスタ)
「また今度。」
このような 別れの挨拶も ありますが、 現地の人が どのように 使い分けているかという それぞれの 違いがわからないうちは 上の4つを 使っておくのが 無難かと思われます。 イタリア語の 万能あいさつ Ciao(Chao) (ˈtʃa(ː.)o チャオ)を これらのあいさつの代わりに使う スペイン人は あまりいないでしょう。 使う人がいれば、 南米人か 本場から来たイタリア人か イタリアかぶれした スペイン人でしょう。
4. 必ず覚えたい挨拶
Gracias.
(グラシアス)
「ありがとう。」
Muchas gracias.
(ムチャス・グラシアス)
「どうもありがとう。」
De nada.
(デ・ナダ)
「どういたしまして。」
Gracias と De nada は 呼応の関係です。 Gracias と 自分が言えば相手は De nada と いうでしょう。 その逆もしかりで、 Gracias と言われたら、 自分は De nada と 答えるのは最低限の礼儀でしょう。