フランス語で元気ですか?

Comment ça va?
(コマン・サ・ヴァ?)
「元気ですか?」

と尋ねられたときの答え方です。

Très bien!
(tレ・ビヤン)
「とても元気です!」

Bien!
(ビヤン)
「元気です!」

Pas mal.
(パ・マル)
「悪くはないです」、「まぁ良いです」

Comme ci, comme ça.
(コム・スィ・コム・サ)
「まぁまぁです」、「まぁなんとか」

Mal.
(マル)
「悪いです」、「良くないです」

Très mal.
(tレ・マル)
「とても悪いです。」

と、いろいろな答え方があり、続けて Et toi? (あなたは?)と尋ねかえしたり、Merci. (メルスィ) 「ありがとう」と答えたりするととても「らしい」会話になります。





Bien【ie】 という2つの母音が並んでいます。カタカナで「ビヤン」と書いていますが、どうして「ビエン」とも、似たような「ビアン」とも読まないのでしょう?

これを 音声記号というもので書いてみると、bjɛ̃ という書き方になります。フランス語では I、U、OU がそれぞれ後ろに母音をくっつけると、I、U、OU が半母音になるという決まりがあります。

どういうことかというと、
I が半母音になると、 【j】
U が半母音になると、 【ɥ】
OU が半母音になると、 【w】

になります。

【j】 は日本語のヤ・ユ・ヨのような音に似ていて、しかも、この半母音になった【i】と次に来る母音【e】は決して2つの分かれた音のようには発音しません。つまり、一息で発音しなくてはいけないので、bjɛ̃jɛ̃ の部分は ヤン と読むのです。ɛ̃ は「鼻母音」という言葉に興味のある人は一度は聞いたことがあるかもしれません、鼻にかかったような音のする母音です。

ここでたくさんの bien を聞くことができます。

・・・と、このような決まりがわかると、pianoitalien などの単語の下線部分をどうやって発音するかということもわかってしまいます。


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