フランス語であそこです

Par-là

ふいに誰かに場所を尋ねられたときに「あそこです」と答えるときの言い方です。

Excusez-moi, rue de Château?
(エクスキュゼ・モワ・リュ・ドゥ・シャトー)
「すみません、シャトー通りは(どこですか)?」

Par-là.
(パル・ラ)
「あそこですよ。」

Par-là. とあわせて覚える言葉には、Par-ci. (パルスィ)「こちら(この辺り)です」があります。 Rue de Château? の前に「どこですか」に当たる疑問詞もなにもついていないので、これでその道がどこにあるのかを尋ねていることにはたしてなるのか?と日本語話者の感覚としては疑いたくなる点ですが、このような尋ね方は実際によくあります。

誰か個人を訪ねるのに事務所を訪れたはいいものの、全体の受付だけがあって肝心の部屋がどこかわからないという場合にも受付の人に Le professeur Girbaud?(またはもっと丁寧に Le professeur Girbaud, s’il vous plait?) のように言ったりもします。重要なのはイントネーションで、文尾上がり調子で尋ねているということを明確にしないとただ独り言を言っている変な人のように思われます。





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