フランス語で私は日本人です、国籍の尋ね方と答え方
フランス語で自己紹介と国籍を答える
フランス語で自分の名前を答える時は「私は~です」 自己紹介 でどのように答えるのかをみました。ここでは、「私は日本人です」と国籍を言うときの言い方をみます。
Je suis japonais.
(ジュ・スィ・ジャポネ)
「私は日本人(男性)です」
これは日本人男性が答えるときに使います。日本人女性の場合は、
Je suis japonaise.
(ジュ・スィ・ジャポネーズ)
「私は日本人(女性)です」
となり、男性を意味する japonais の語尾に -e を付け加えます。
動詞êtreの現在活用
主語 | 現在活用 |
je | suis |
tu | es |
il/elle | est |
nous | sommes |
vous | êtes |
ils/elles | sont |
相手の名前とフランスの人かをたずねる
初めて会う人に名前をたずねるときは次のように言います。
Vous vous appelez comment? 「あなたのお名前は何ですか?」
相手がフランス人かどうかをたずねるときは、
Vous êtes français? 「フランスの方ですか?」
国籍をたずねる
Quelle est ~?(ケ・レ)「~はなんですか?」と尋ねる場合の言い方は次のようになります。
Quelle est ta nationalité?
(ケ・レ・タ・ナスィョナリテ)
「あなたの国籍は何ですか?」
Quelle est ~? の quelle は疑問形容詞の女性形単数です。nationalité についている所有形容詞が ta (女性単数)であることからも分かるように、疑問形容詞もその性と数に一致させます。
フランス語の疑問形容詞
男性 | 女性 |
quel ケル | quelle ケル |
quels ケル (複数) | quelles ケル (複数) |
2人称の所有形容詞
男性 | 女性 | 複数 |
ton トン | ta タ | tes テ |
votre ヴォtr(vɔtʁ) | votre ヴォtr(vɔtʁ) | vos ヴ |
所有形容詞 ta を votre に変えて Quelle est ta nationalité? のように尋ねることもできます。
「どこから来たんですか?」という言い方は次のようになります。
D’où venez-vous?
(ドゥー・ヴネ・ヴー)
「どちらからいらしたんですか?」
「どこから来たの?」と親しみを持ってたずねるときは、
D’où viens-tu?
(ドゥー・ヴィヤン・トゥ)
「どこから来たの?」
職業の言い方
動詞 être を使って自分の職業を言い表すこともできます。自分が教師なら、
Je suis professeur.
(ジュ・スィ・プロフェッスーr)
「私は教師です。」
professeur は男女同形なので、これ以外に言いようがありません。逆に職業を尋ねるときは、
Qu’est-ce que tu fais dans la vie?
(ケス・ク・チュ・フェ・ダン・ラ・ヴィ)
「あなたの職業は何?」
dans la vie は直訳すると「人生において」というちょっと重々しい表現ですが、いたって普通の会話の内容です。上の例は主語が tu なので、親しい間柄の人に尋ねます。他にも尋ね方はいくつかあって、
1) Quel est ton travail?
(ケ・レ・トン・トラヴァユ)
2) Quel est ton métier?
(ケ・レ・トン・メティエ)
3) Quelle est ta profession?
(ケレ・タ・プロフェッスィオン)
4) C’est quoi ton métier?
(セ・クワ・トン・メティエ)
などの文で職業を尋ねることができます。3)の文は他の3つと異なって quelle で始まり、「あなたの(2人称)」を意味する 単語が ta になっています。これは、「職業」を意味する profession が女性名詞だからです。quel や quelle は疑問形容詞と呼ばれるものです。quoi は疑問代名詞と呼ばれるもので、「何」という意味です。métier は「生業、稼業」。
次の4つの文は、上の ton や ta が votre (ヴォtr)になっています。
1) Quel est votre travail?
2) Quel est votre métier?
3) Qu’est-ce que vous faites dans la vie?
4) Quelle est votre profession?
votre は ton や ta と同じ「あなた」という意味ですが、丁寧な言い方です。目上の人などに使うことができます。