【スペイン語】電話の応答「私ですが、ご用件は」

スペイン語で「○○さんはいらっしゃいますか?」のようにと尋ねられて、「私ですが」のように答えるときの例です。

¿Podría hablar con el Dr. Fernández?
(ポドリア・アブラール・コン・エル・ドクトール・フェルナンデス)
「フェルナンデス先生と話したいのですが。」

Podría は、poder の過去未来形でごく丁寧にお願いする場合に使う動詞の形です。hablar con で「~と話す」という意味になります。

動詞poderの過去未来形
主語 現在活用
yo podría
podrías
él/ella/Ud. podría
nosotros podríamos
vosotros podríais
ellos/ellas/Uds. podrían

これに対して仮に Dr. Fernández 本人が電話をとっていたならば、

Sí, soy yo mismo, digame.
(スィ・ソイ・ヨ・ミスモ・ディガメ)
「私ですが、ご用件は(?)。」

や、

Sí, soy yo mismo.
(スィ・ソイ・ヨ・ミスモ)
「私ですが。」

のように答えることができます。






soy yo は、(el Dr. Fernández)soy yo 「ドクトール・フェルナンデスは私です」ということで、Sí, yo soy Dr. Fernández. のように答えることはこのような電話の状況ではほぼありません。el Dr. Fernández の部分はすでに既知の事実なので繰り返さない、主語と動詞を平叙文の yo soy(主語→動詞)のように使わない点に注意です。

yo mismomismo は形容詞だと「同じ」、代名詞的に使うと「その人、そのもの」という意味で日本語ならば「~自身」のように訳せます。yo mismo で「私自身」 ella misma なら「彼女自身」のように、主語の性と数によって mismo の部分も形を変えます