【スペイン語】実はやらなくてはいけないことがたくさんありました

スペイン語の女性名詞 verdad (ベルダ)は、「真実」という意味で、la verdad es que (ラ・ベルダ・エス・ケ)の慣用句の形になると、「実は~である」という意味になります。

La verdad es que tenía muchas cosas que hacer.
(ラ・ベルダ・エス・ケ・テニア・ムチャス・コサス・ケ・アセール)
「実はやらなくてはいけないことがたくさんありました。」

tenía muchas cosas の主語は1人称単数の yo、または3人称単数の él ella のどれかになります。直訳すると「たくさんのものを持っていた」となり、このあとの que hacer は「するべき、やるべき」(動詞 hacer 「する」)という意味です。




「するべき、やるべき」などと聞くと、まさにそのままの意味で辞書に載っている deber や 義務を表す tener que のような決まった単語を使って表現してしまうところですが、この que + 不定詞 という形だけでも「~すべき」という意味を表すことができるのです。

La verdad es que tenía muchas cosas que hacer.

La verdad es que tenía muchas cosas que tenía que hacer.

La verdad es que tenía muchas cosas que debía hacer.

これらの文を比べると、どれが一番スペイン語ネイティブらしく聞こえるかといえばそれはque + 不定詞を使った文になり、それ以外は、スペイン語を少しは知っているけれど実際に聞いたことがない人が書く文です。

動詞tenerの現在活用

動詞tenerの線過去

主語 現在活用
yo tengo
tienes
él/ella/Ud. tiene
nosotros tenemos
vosotros tenéis
ellos/ellas/Uds. tienen
主語 線過去
yo tenía
tenías
él/ella/Ud. tenía
nosotros teníamos
vosotros teniais
ellos/ellas/Uds. tenían