はじめに~単語の役割 名詞と動詞

 私たちが話したり書いたりするとき、さまざまな「言葉」を組み合わせて自分やあなたが伝えたい人に分かりやすいように、それを決まった「型(かた)」に入れて「文」を作ります。

この「文」を作る基(もと)になるもの、「言葉」を「文法」という文を作るときの決まりや仕組みの上では「単語」と呼び、この単語は英語の文法の中では8つのグループに分けられています。
この8つのグループが入っている大きな袋を文法という決まり上、「品詞(ひんし)」と言います。
英語では parts of speech (パーツ・オブ・スピーチ)と言います。

では、この8つのグループがなんという名前で呼ばれているかみてみましょう。
まずは、英語という言語を作っている言葉の中でもっとも大切なものが2つあるのですが、そのうちの1つが「名詞」です。
英語ではこのグループを nouns (ナウンズ)と呼びます。

名詞は、人の名前や物の名前から始まって、事柄(ことがら)、目に見えるものから見えないもの(たとえば「幸せ」など)まで、これらのものを名詞と呼びます。
なんだかものすごくたくさんありそうだなと思えますが、その通りで、この名詞はさらに6つの種類に分けられて呼ばれることもあります。それはまたあとでみることにしましょう。

次に、もう1つのもっとも重要なもの、それは「動詞」です。英語では verbs (ヴァーブス)と呼びます。
面白いことにこのグループは別名 movers and shakers (ムーヴァーズ・アンド・シェイカーズ)と呼ばれます。
movers は動かす人、shakers は揺さぶる人 という意味で、全体でどういう意味かというと「実力者」という意味です。
そして、この動詞もさらに3つの種類に分けられます。